今年度も、気がつけば残りわずかとなりました。
職員室には、4月の入園式・進級式の写真が貼ってあります。春の少し緊張した表情や、まだ幼さの残る姿を見るたびに、この一年の時間の重みを感じます。あの頃と比べると、子どもたちの手足は伸び、表情もずいぶん変わりました。けれど、本当に大きくなったのは、目には見えにくい部分なのかもしれません。思いきり笑う姿、友だちとの関わりの中で見せる優しさや思いやり、時には思い通りにならないときの葛藤や我慢する姿。毎日の生活や遊び、行事の中で、重ねてきた経験は、うまくいった日もそうでない日も、すべてが子どもたちの力となっているのだと思います。
まもなく新しい季節を迎えます。新しい学年、新しいクラス、新しい担任の先生。期待とともに、不安や緊張も感じているかもしれません。それでも子どもたちには、「楽しみ」「大丈夫」そんな気持ちで進級してほしいと願っています。
そして、いつも思うことがあります。子どもたちには、どうか自分のことを好きでいてほしい。できる自分も、できない自分も、甘えてしまう自分も、泣いてしまう自分も。どんな自分も、大切な自分です。園での生活の中で感じた「やってみよう」「できた」「楽しかった」という気持ちが、自分を信じる力につながっていれば嬉しく思います。
年長児にとっては、園での生活のすべてが「最後」の時期となりました。お茶のお稽古、音楽、体育、知育などの特別指導、そして毎日の日課。これまで積み重ねてきた経験や学びは、子どもたちの中にしっかりと根付いています。
また先日より数回にかけて、年長児は学園長先生と会食の時間を持っています。卒園を前にした穏やかな時間は、子どもたちにとって特別な思い出になったことと思います。
一年を振り返えると、どの学年の子どもたちも、日々の積み重ねの中で少しずつ、そして確かに成長する姿が頼もしく、輝いて見えます。4月からの新しい生活が、子どもたち一人ひとりにとって温かなスタートとなるよう、残りの日々も大切に過ごしていきます。
最後になりましたが、保護者の皆さまには一年間たくさんのご協力いただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。