藤棚の藤の花がいつもの年より3週間早く咲き、八重桜も花開き園庭は色とりどりの花がとてもきれいです。
4月1日、0歳・1歳・2歳の入園進級式をしました。新入園児は親子で、進級児は子どもだけで参加し、みんな先生からペンダントを首にかけてもらい嬉しそうでした。人間の基礎であります乳児期は、愛を受ける時期です。そして親や先生の愛を受け、幼児期になると友だちを作り、相手を思う心が育っていきます。満3や3歳の入園式でもいつも思うことは、山王台を選んでくださったご両親への感謝と責任です。
山王台幼稚園は建学の精神であります「たくましい心と体」を0歳から5歳まで一貫して育てています。3月の乳児の生活発表会で0歳児(全員1歳)の子が鉄棒で懸垂をしているのです。鉄棒とマットと低い(10cm)平均台を組み合わせた体育サーキットです。体育あそびサーキットを健康な体づくりに採用して3年。卒園した年長組は年少からはじめたので3月の参観では、鉄棒での逆上がりが8割できるようになり、とび箱も4段5段をほぼ全員が飛べています。みんな生き生きしたやる気の顔をしていました。この2つを見ても毎日することの成果が出ていると思いました。音楽も5年間を見据えた音楽カリキュラムで、リトミック、リズム、歌、そして年中からピアニカで、年長の最後には鍵盤を弾いて音楽を奏でる喜びを感じられるように組まれています。3月31日は全園児休園にさせていただき、先生方のお茶のおけいこ研修をいたしました。お茶の先生より茶道の心を教えていただき、その心が朝の会の黙想であり、本園のたくましい心とは相手を思う優しい心を育てることに通じていることを学びました。
私たちはご両親の大切なお子様をお預かりして、ご両親と一緒に健やかに育てていくのが使命です。まだ続くコロナウイルスの中で、衛生面も含め安心してお預けいただけるよう、職員一同努力してまいります。どうぞ今年度もよろしくお願いいたします。