園庭のイチョウの葉が黄色に染まり、秋から冬への自然の変化を感じます。
農園でのさつまいも掘りが終わったあとは、裏庭に植えたさつまいもを欠席した子が掘り、6mくらい伸びたつるで、縄とびや引っぱりっこをして楽しんでいました。
年長組がハサミで発砲スチロールで作ったミニ田んぼの稲刈りをしました。スズメに食べられてしまわないようにネットを張ってあったので、田植えをしてからお米になるまでの生育をみんなで見ることができました。年中・年少組はチューリップの球根を植え、春に咲く花の準備をしました。南側の花壇に蒔いた菜の花もよく伸びてきました。2月には黄色い花を咲かせるでしょう。
子どもたちは11月に入り発表会に向けて、遊戯や劇の練習をしています。舞台練習も始まり、衣装を着けて舞台で演じている姿は、役になりきってきました。先生方手作りの衣装を着て踊る子どもたちは、ご家族に見ていただくのを楽しみに嬉しそうに張りきっています。
さて昨日、南区地域父母研修会がありました。ふれあい遊びアドバイザーの若井万友美先生は、自作の曲も含め、たくさんの「親子ふれあい遊び」を実技で教えてくださり、40名あまりのお母様方は楽しそうに参加していました。その中でスキンシップの大切さを話されましたので紹介したいと思います。
赤ちゃんへの効果として母親の温かくて柔らかい肌の感触は、安らぎと信頼感を得ます。これは赤ちゃんの欲求を満たし、健全な体と精神を形成する基となり、情緒が安定し、安心感に包まれます。
スキンシップは何歳になっても重要です。スキンシップは親と子のしっかりとした絆を作り、この絆が子どもの安心感になり、安心感のある子はのびのびと考え、自信をもって行動するといった自立した人間になります。また叱る際にもスキンシップは効果的で、手を握るなどしながら話をするとお互いのぬくもりを通じて対立しがちな心を言葉を超えた感覚で支えてくれるのです。
そして先生は時間の長さより濃さが大事、子どもが寄ってきたら「あとで」と言わないで、その時に抱いてやって、あとででは効果が半減してしまいます、と言われました。
私も改めてスキンシップの大切さを感じたお話でした。スキンシップは親子だけでなく、兄弟同士、また幼稚園では先生や子ども同士とたくさんのふれあいの中で握手をしたり、タッチをしたり、抱きしめたり、いろいろなスキンシップをしていきたいと思います。
発表会が終わった後は、頑張った子どもたちを抱きしめてあげてください。楽しい発表会にしたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。