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豊かな保育

 寒さの中でも日中は陽があたると暖かく、園庭では子どもたちが、リレーごっこやマラソン、大なわとび、コマまわしなどをして、元気に遊んでいます。心配しているインフルエンザですが、先週は13名位がインフルエンザA型で欠席していました。今週に入り、全体で10名位になり、毎日少しずつ欠席者も減ってきました。

 作品展の作品づくりは今週より共同作品を作りはじめています。1月の誕生会で道具の話をしました。「描く道具」「貼る道具」「切る道具」それぞれクイズのように話し、本物を見せていきました。特に子どもたちが興味を持ったのは、ダンボールカッターです。作品展ならではの活動として、電機屋さんやスーパーマーケットから大きなダンボールをいただいて、大きな作品を作ります。クラスに置くと子どもたちの発想が広がり、目が輝いていくのがわかります。

 26日(土)に横浜市幼稚園協会主催の教育研究大会がありました。9分科会に分かれ、今回は南支部が「ペープサートをとり入れた豊かな保育」と題した発表をしました。本園の子どもたちが作ったペープサートを含め、各園の先生方が保育の様子を映像で紹介し、子どもたちの姿を見ていただきました。講師の石原ひとみ先生(人形劇団ひとみ座)は、「子どもたちの発想は自由で、プロの人形劇団が考える技術とは違い、本当に楽しくその発想には驚かされる。その自由をとり入れ子どもたちを生かしている先生方は素晴らしい。」とお話されました。豊かな保育ってなんだろう・・・。それは、先生は子どもたちがやりたくなる環境を作り、準備をし、子どもたちの発想を広げられるような言葉かけをして見守ること。そして子どもの話を聞いて共感すること。子どもたちの目の輝きを見たときが先生としての喜びであり、共に育つことができる保育が結果として豊かな保育といえるのではないかとこの研修会を通して感じました。それは保育全般に通じることです。

 作品展をごらんいただきながらお子さんから作品の話を聞いて作っている姿を思いうかべてみてください。きっと豊かな気持ちになるのではと思います。