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コロナ禍の中でも工夫して行事を楽しむ

 園庭の木々の葉が少しずつ黄色に染まり、秋の深まりを感じる頃となりました。清々しい天気の中、子どもたちは園庭を走り、ボールを蹴り砂場で遊び、屋上で昼食を食べ、外を満喫しています。とても良い光景です。
 新型コロナウイルスの影響で園生活は変わりました。特に行事については、三密を避けるにはどうしたらよいか。健康が第一に決まっていますが、大切な乳幼児期。成長の著しい子どもたちにとって、中止。中止でよいわけがないと考えてきました。
 今年3月の音楽会は無念ながら中止にしました。卒園式はクラスごと三部に分けて行い、音楽会で発表できなかったピアニカ演奏も式の中で見ていただきました。入園式は各家庭1名の参加で、間をあけるためひざに抱いていただき、時間を短縮しました。4月・5月の緊急事態宣言で教育が中止になったときは先生が撮影した動画を配信し、教材等を2度お渡ししました。6月のじゃがいも掘り、満3歳と年少は親子で掘り、畑で接触しないように年中・年長は時間をずらして行いました。8月の山王台こどもまつりは盆踊りの参観をなしにして、年長の宿泊保育を夜の保育に変更し、子どもたちが「ほしぞらパーティー」と名付け、子どもも先生もパジャマで4時間楽しい時を過ごしました。
遠足は観光バスをやめ、9月の年少は児童遊園地で親子でゲームをしたりする予定でしたが、残念ですが雨で中止になりました。10月の年中年長は児童遊園地まで園バス2台で送迎しました。
 運動会は2回延期して、地域の老人会の方のご協力で永田みなみ台公園で行いました。時間を短縮して、学年ごと3回に分けて行いました。平日になったため、通常保育の中で行うことにいたしましたが、子どもたちに運動会の雰囲気を感じた中で演技してほしいとの思いで、本部テントを張り、入場門を作りました。土・日でしたら全ての先生が準備と補助をする予定でしたが、通常の保育の中では人手が足りず、急きょ役員・クラス委員の手を借りて、なんとか行いました。降園時間も遅れてしまい、反省として早くから延期日を保護者に伝え、運動会のみの日にすればよかったと思いました。
 次は発表会です保護者の方には1~2名が見ていただけるように、クラスごとの発表会にいたしました。発表会は裏方の先生が必要ですので、出演する学年は、発表会の日として、保護者と登降園をし、キッズクラブはありませんので、ご理解をお願いいたします。
 コロナ禍の中にあっても工夫して、できるだけ子どもたちが楽しみにしている行事は行っていきたいと思っています。保護者の皆様には成長した姿を見ていただきたいのですが、人数制限などの中でしかできない状況にあることもご理解をお願いいたします。また子どもたちの成長には、ほかの学年を見ることは教育の中で大切なことです。運動会もそうであったように発表会も練習の中でお互いに見学しあい、励ましあって当日を迎えたいと思います。保護者の皆様のより一層のご理解ご協力をお願いいたします。