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季節の行事を工夫して

 寒い中での園庭には菜の花が咲きはじめました。今年は特に寒さが厳しく、その中で咲く小さな黄色い花をみると、心が和みます。
 通常の年は今頃インフルエンザが蔓延し、欠席者が増え始める頃です。今年はコロナウイルス感染防止のため、消毒や換気をしっかりしているためか、風邪で休む子も少ない状況です。
季節の移り変わりの中で、茶室は11月になるとお客様を暖かく迎えるために炉を切り、冬点前の準備をして、お茶のおけいこをします。12月の年長組のお茶のおけいこ参観日は密を避けるために、体育館で行いましたので、釜は風炉でのしつらいでした。1月のおけいこでは、炉の釜から湯気が出て、暖かい雰囲気になっていました。季節によって道具が変わることの話を聞き、次の道具を楽しみにしているようでした。
 1月13日に本気のもちつきごっこをしました。子どもたちは家から持ってきた手ぬぐいではちまきをし、先生方はそれぞれかわいらしいエプロンをして、園長は白い割烹着(昭和のお母さん)、みんなやる気のいでたちです。子どもに「園長先生は白いスモックきてるよ」と言われました。かまどに少しですが薪をくべ、火を燃やし、釜の上にセイロを乗せ、煙を湯気を見ながら、臼の周りに集まりました。もちは先生の工夫でウレタンを丸め、杵でつくと弾力があり、本当のもちをついているような手ごたえです。もち以外はすべて例年通りの準備をし、かけ声かけて10回ずつつきました。写真屋さんに様子をとっていただきましたので、28日よりスナップスナップをごらんください。
 今年は2月2日が節分ですが、園では日程の都合で3日に豆まきをします。2日の節分は1897年以来124年ぶりという珍しさ(国立天文台)だそうです。
  本園の豆まきは、園長が福の神になり、鬼のお面をつけた子どもたちに大豆の豆をぶつけ、心や体の中の鬼を追い出し、元気で優しい子になるという豆まきをしています。今までですと、教室に戻ってから年の数だけ豆を食べたのですが、今年は食べることを中止いたします。消費者庁より(1月20日付)子どもの窒息・誤嚥事故防止のため、5歳以下の子どもには豆やナッツ類など硬くてかみ砕く必要のある食品を食べさせないでくださいという通達がありました。各クラスごとに鬼のお面をつけてゲームをしたり、紙で豆を作ったりして豆まきを楽しみます。やっぱり一番追い出したいのはコロナウイルスです。
 鬼は外、コロナー外!