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第48回創立記念日に

 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。秋分の日(9月23日)を中心として、その前後の3日を合わせた7日間を彼岸といいます。その頃になると残暑も和らぎ、23日を境に陽も短くなっていきます。真っ赤な彼岸花が道路沿いの桑の木の下に今年も咲いていました。
 9月28日(火)は本園の第48回創立記念日でした。コロナ禍のため、式は園庭で10時30分より行い、理事長と増子父母の会会長にも臨席していただきました。全職員が見守る中、0歳から5歳までの全園児に次のように話をしました。
 「山王台幼稚園は今日48歳の誕生日を迎えました。そのころは、ここは、原っぱで何もありませんでした。48年前の今日、20mもある大きな杭を打って、山王台幼稚園の建設が始まりました。山王台幼稚園を作ることを決めたのは、川井男次先生で、川井英憲理事長と園長の私のお父さんです。今まで5180人の子どもが卒園しました。今の皆さんと合わせると5400人以上がこの園庭で遊び、教室で過ごしました。山王台幼稚園の教えは、『たくましい心と体』です。皆さんには、『たかく・あかるく・たくましく』と覚えてもらっています。夢を持って、明るい挨拶をして、元気な体と優しい心を持った人に育ってほしいと願っています。今日、園歌を歌いました。園歌の中には『なかよしこよしの元気な子』『あかるくつよい元気な子』という歌詞が入っています。今、毎日、園歌を歌っていますね。歌いながら幼稚園の教えを覚えていってください。これからも山王台幼稚園で楽しく元気に過ごしてください。」
 子どもたちからハッピーバースデーの歌をプレゼントしていただき、クラスの代表児に記念品のひよ子の菓子を渡して、終了しました。「48歳おめでとう」と子どもたちからいわれたときは、目頭が熱くなりました。
 昼頃に年長あお組の子が全員で事務室前にきて、大きな紙にそれぞれのメッセージを貼って「山王台幼稚園おめでとう」といって、渡してくれました。次、年長もも組がきて、1人ずつの紙にそれぞれ誕生日ケーキを描いて渡してくれました。午後には年長きいろ組が大きなバースデーケーキにメッセージを描いた飾りを貼って渡してくれました。このサプライズには、子どもたちそれぞれの気持ちがとても嬉しくて理事長と共に感動してしまいました。玄関に貼ってあります。
 もうすぐ運動会。今年は午前中に全員で行うことにいたしました。幼稚園の運動会で楽しみなのが親子競技でしょう。台風接近で心配もありますが、かけっこ・遊戯・親子競技をして、お子様の成長を見ていただき、楽しい思い出を作っていただきたいと思います。乳幼児の送迎は車で来たい気持ちもよく分かりますが、道路に駐車したりしますと、ご近所に迷惑をかけてしまうこともあります。運動会に支障をきたしてしまうことにならないよう、各自で工夫していただきたくお願いいたします。