入園・進級おめでとうございます

 桜の花が咲き、新しい季節の訪れを感じます。4月1日から、0・1歳クラスの子どもたちは慣らし保育が始まりました。最初は泣いていた子どもたちも、少しずつ園の雰囲気に慣れ、安心できる時間が増えてきました。2歳クラスの子どもたちは2階の教室へ移り、新しい環境での生活が始まりました。最初は不安そうな表情を見せていた子も、自分のペースを見つけ、先生や友達と関わる中で安心して過ごせるようになっています。キッズクラブでは、進級園児が登園を開始しました。靴箱やロッカーの場所が変わり、見慣れない新しい先生が増えたことで、少し緊張していた子どもたちも、新しい発見を重ね、笑顔で園生活を過ごしています。
 今日の入園式では、初めての園生活にドキドキしながら登園してきたお子さまも多かったと思います。明日からは本格的に園生活がスタートします。園での生活の中では、昨日できなかったことに再挑戦する機会がたくさんあります。園庭で遊具に挑戦したり、粘土で細かい形を作ったり、リトミックやピアニカ、ワーク、体育遊びサーキット、お茶のお稽古など、さまざまな体験を通してたくさんのことを学んでいってほしいと思います。他にも、友達に「一緒に遊ぼう」と声をかけたり、先生に困っていることを伝えたりなど、毎日の小さな積み重ねが自信につながり、子どもたちの成長を後押ししていきます。友達とのかかわりの中で、相手の気持ちを思いやる心も育っていってほしいと願っています。
 3月の終業式で、新しく年長組になる子どもたちが「小さい子が困っていたら助けてあげる」と約束してくれました。年長児や年中児は年少児や満3歳児、0・1・2歳児の入園を楽しみにしていました。明日から年上の子どもたちが、優しく声をかけたり手を差し伸べたりしながら、頼れる存在として成長していく姿をたくさん目にすることと思います。そして、園全体のつながりが一層深まり、どの子も安心して過ごせることを願っています。
 今年も、一人ひとりの挑戦を大切にしながら、安心して過ごせる環境を整えていきます。小さな一歩を積み重ねることで、子どもたちが新しいことに挑戦し、できることを増やしていけるよう、職員一同しっかりと支えていきたいと思います。保護者の皆さまとも、お子さまの成長を共に喜び合いながら、温かく見守っていけたらと思います。至らない点もあるかと思いますが、何か気になることがあれば、どうぞお気軽にお声がけください。
 新しい一年が、子どもたちにとって充実したものとなりますように。どうぞよろしくお願いいたします。