空高く、今までの年長組が作ってきた鯉のぼりが元気よく泳いでいます。
さわやかな5月の青空には、鯉のぼりがよく似合います。今年の年長組も作りはじめました。年少組は冠のように頭にのせた鯉を作り、自分が鯉のぼりになったように走っている姿がかわいいです。年中組は、共同で作った鯉を保育室の壁面に貼っています。それぞれ学年に合った鯉を作り、「こどもの日」を迎えます。最近家庭であげている鯉のぼりをあまり見なくなりました。幼稚園では、子どもの成長を願う大切な行事として鯉のぼり作りをします。連休があけるとすぐにミニ運動会をします。鯉のぼりの泳ぐ下で元気にかけっこする子どもの姿を見ながら健やかな成長を願っています。
「こどもの日」に続いて、5月の第2日曜日に「母の日」がきます。「母の日」はいろいろな説がありますが、アメリカで南北戦争(145年前)の頃活躍した女性に亡くなった母を忍び、白いカーネーションを娘が贈ったことが起源のようです。世界では、国ごとに日にちは違いますが、5月の第2日曜日に決めている国が多くあります。本園でも母の日のプレゼントを作ります。卒園児の母より母の日のプレゼントを3年間分とってしまってあるという話を聞いたことがあります。3歳児にとっては、入園後はじめて贈るプレゼントです。どうぞ楽しみにしていてください。
子どもが一番好きというのは、大概の場合はママ(お母さん)です。それは当然ですね。お母さんのお腹の中に10か月いて、一心同体だったのですから。お母さんの傍にいるのが一番安心なのです。お母さんにとっても、一番の宝は子どもでしょう。そして子育ては一番大変で尊い仕事ですが、母になると忍耐の連続です。でも子どもの笑顔が一番の生きる励みになっていると思います。
「こどもの日」は1948年、端午の節句が「こどもの日」として国民の祝日に決まり、「子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨とされています。母は子どもの応援団、子どもは母の応援団、こどもの日と母の日が近くにあるのは、かけがえのない大切な関係だからかなと思いました。
※ご家庭によっては事情により、ご両親と一緒に暮らしている子ばかりではありませんが、母の日、父の日に育ててくれている人に感謝する日として、子どもたちには担任より話しています。子どもの成長にとって大切なのは、自分を愛してくれる人がそばにいて、寄りそってくれることが必要と思います。今年度より新制度の認定こども園となり、0歳から6歳まで預かり一体化した施設になりました。子どもたちが安心して過ごせるように、母の心をもって、ご家庭と一緒にお子様を育てていきたいと思います。