幼稚園での新しい生活

 ♪笹の葉さーらさら・・・教室から七夕さまの歌が聞こえてきます。教室に飾ってある短冊には、「仮面ライダーになりたい」など、キャラクターの名前も多く、「さかあがりができますように」など、今頑張っていることなど、いつもの年と同じような子どもたちの願いにほっとします。
 6月1日より本園でも「新しい生活」が始まりました。3月より行っていた手指消毒と検温表の提出はすっかり定着し、マスクをしている子もしていない子もだいぶ咳エチケットも理解してきています。窓を開け、教室内は常に換気状態です。
  子どもたちは一人ずつの机のスペースが広がったことにより、自由な時間では絵本を読んだり、絵を描いたり、粘土をしたり、落ち着いて好きなことをしています。小さい組では前に敷いたゴザの上でブロックなどをしている子もいます。朝の会では、全員が前を向いているので、先生の顔をしっかり見て話を聞き、黙想も集中しています。先日、ネイティブ講師の英語指導では、白板に大きな絵カードを貼って見やすく指導していました。また机の前後が空いているので、間を通って一人ひとりに声をかけていました。年長組のピアニカも机の上において、前を向きとても演奏しやすくなりました。
 園庭や体育館で身体を動かす時間を多くしています。朝早めに来ている子は、朝から外あそび。並べてある鉄棒でさかあがりをしている子もいます。9時30分からはクラス順に体育サーキットをして、思いっきり身体を動かします。今週から、年長は午後体育の小野先生に教わったとび箱をとんでいます。
  子どもたちは、新しい机の配置の教室に慣れ、病気から命を守ることをわかってきてくれます。6月30日で、横浜市からの預かり保育の利用自粛要請は終わりますが、コロナウイルスが終わったわけではありません。3密を配慮した日常保育と行事の分散をしていきながら、子どもたちの健康に留意した安全で楽しい園生活が過ごせますよう先生方と子どもたちみんなで努力していきたいと思います。