日中は暑さが厳しい日が多くなってきました。今年も猛暑が予想されています。気温や湿度が高い日は、無理に外遊びをせず、冷房の効いた室内で過ごし、時間を決めて水分補給を促すなど、熱中症に気を付けながら、体調管理に配慮しています。
園庭で遊ばなくても、園では、この季節ならではの体験がたくさんあります。年少以上のクラスでは、かいこを育て、桑の葉をあげたり、繭になる様子をじっくりと観察しました。また、あげは蝶の幼虫がさなぎとなり、羽を広げて飛び立つ瞬間にも立ち会うことができました。日々変化していく姿に、子どもたちは目を丸くしながら、大切に見守っていました。こうした経験を通して、命の不思議さや尊さを、心で感じていることと思います。
6月11日(水)にはプール開きを行い、水の活動も始まりました。0・1歳児は、教室前のウッドデッキでベビーバスを使い、日除けのタープの下で温水による沐浴を楽しんでいます。氷を一粒溶かして感触を楽しんだり、そっと手を伸ばしてバシャバシャと音を立てたりと、水の気持ちよさに触れる時間になっています。短い時間ではありますが、快適に過ごせるよう工夫しています。
2歳児・満3歳児・年少組は、テラスに設置した8人〜15人用の大きな楕円型のビニールプールで水遊びをしています。こちらもテントの下で、安全に配慮しながら遊んでいます。水遊び用のおもちゃで水をかけ合ったり、元気いっぱいにはしゃぐ姿に、夏の訪れを感じます。
年中・年長組は、イトマンスイミングスクールでの水泳指導が始まりました。年長児の中には、普段からイトマンに通っている子も多く、経験のある子がリードするような形で、初めは緊張していた子も徐々に笑顔に。自ら水に顔をつける姿も見られ、生き生きとした表情がとても印象的でした。年中児では、大きなプールを怖がっていた子もいましたが、コーチと一緒にプールサイドでおもちゃを使って遊ぶうちに、少しずつ水に慣れていきました。コーチとのやりとりの中で納得し、最後は自分の意思でプールに入りました。笑顔はまだ見られませんでしたが、その一歩はとても大きな経験だったと思います。「怖い」という気持ちに丁寧に寄り添いながら、子ども自身が「やってみよう」と踏み出す姿を大切にし、年長同様に、水に慣れている子もいるので、それぞれのペースを尊重しながら水に触れる時間を支えています。水泳指導の見守りボランティアにご協力くださった保護者の皆さまもありがとうございます。おかげさまで、安心して活動を進めることができました。9月まで引き続きよろしくお願いいたします。
6月21日(土)は、土曜参観にご参加いただきありがとうございました。おうちの方と一緒に過ごす特別な一日は、子どもたちにとっても大きな喜びだったようで、いつも以上にはりきる姿が印象的でした。また、7月には2歳・満3歳以上は1学期の保育参観も予定されており、子どもたちはおうちの人に見てもらうのを楽しみにしながら活動に取り組む姿が見られます。お忙しい中ご参加くださることに、心より感謝申し上げます。
なお、2歳以上のクラスにつきましては、個人面談で、担任より短時間ではありますが園でのお子さまの様子をお伝えします。ご家庭での様子も、ぜひお聞かせください。また、疑問や質問などがありましたら、遠慮なくお伝えください。なお、0・1歳児はお迎えの際に様子をお伝えしていますが、個人面談を希望の方は担任にお申し出ください。ご家庭と園が協力し合いながら、お子さまの成長を見守っていければと思っております。