投稿者「Sannoudaigakuen」のアーカイブ

夏まつりを通して

 夏季保育が始まり、子どもたちの元気な声が園内に広がりました。26・27日の水遊びは今年最後の機会なので、熱中症アラートが発令されていましたが、テントの下で20分の短い時間に限定して実施しました。子どもたちは水しぶきをあげながら歓声を響かせ、夢中で遊んでいました。「もっとやりたかった!」と笑顔を弾けさせる姿や、自分で積極的に着替える姿に、夏を経て一回りたくましくなった成長を感じました。久しぶりにクラスで友だちや先生と再会し、名前を呼び合ったり、当番活動を張り切って行う姿があり、園全体が活気ある空気に包まれました。先生たちも子どもたちの成長を一緒に喜び、子どもたちの自信や安心につなげていました。
 そして夏季保育のメインイベントは、28・29日の山王台こどもまつりです。本日28日の1日目は、0歳から5歳までの子どもたちが色とりどりの甚平に身を包み、アリーナでお神輿を担いでから法被姿の先生たちと一緒に太鼓の音に合わせて盆踊りを踊りました。お神輿が練り歩くとアリーナ中に「わっしょい!」の声が響き渡り、盆踊りでは輪の中でリズムに合わせて跳ねるように踊る子、ちょっと照れながらも隣の友だちを見て真似する子、抱っこで揺れる小さな子…それぞれの姿が祭りを彩りました。
 29日の2日目には、学年ごとに過ごし方を変えて祭りを楽しみます。0・1歳は保護者と一緒に安心した状態で親子でお店を回ります。2歳・満3歳・年少は先生と一緒にお店を巡り、自分で選ぶ体験に胸をときめかせます。年中は友だちとペアになり、子どもたちだけで行動します。友だちと話し合いながら順番を守って遊ぶ中で協調性を育みます。そして年長は店番も担当し、「いらっしゃいませ!」と元気に声をかけたり、景品を渡したり、ルールを説明したりと責任をもって役割を果たす姿を見せてくれます。看板や景品も学年に合わせて子どもたちが準備してきました。学年に応じた関わり方を通じて、子どもたちは楽しみながらも主体性や協力の心を育んでいます。景品を手にしたときの嬉しそうな笑顔や、「もう一回やりたい!」という声に、学園全体で心躍るひとときが広がります。保護者の皆様には、当日の手伝いをはじめ、甚平や景品などご協力をいただき、心より感謝いたします。
 また、9月18日(木)には災害時に通常保育が困難となった場合を想定した「引き渡し訓練」を予定しています。詳細は別途お知らせいたしますが、当日は「中程度の地震発生により通常保育が困難となった」という想定で、アプリを通じて保護者の皆様にお迎えをお願いする流れで実施します。園内では「命を守る練習」として子どもたちに伝え、真剣に取り組みます。ご家庭に帰るまでが訓練ですので、寄り道をせず帰路を確認しながら帰ることも大切です。この機会にぜひ、ご家族で「帰り道に危険な場所はないか」「電車が止まっていた場合はどうするか」などを話し合い、日頃の備えにつなげてください。