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令和2年 明けましておめでとうございます

 暖かな年末年始でした。お正月には門や玄関に松飾りをして、鏡餅を飾ってお雑煮を食べるなど日本の風物詩にふれたりして、子どもたちは、ご家族と楽しい時を過ごしたのではないかと思います。

 ところで正月飾りにゆずり葉のはっぱやだいだい(橙)が使われているのはご存じでしょうか。ゆずり葉は細長く、少し硬めで表面に光沢がある葉っぱです。この葉っぱは、春に若葉が出ると、新しい若葉に代を譲るように古い葉っぱが落ちることから家の繁栄を願って飾ります。園庭のブランコの後ろに、子どもたちの成長を願ってゆずり葉の木を植えてあります。10月の2度の大きな台風で木が倒れてしまいましたが、息を吹き返して葉に光沢が出てきました。だいだいは酸味が強くて、香りの良い香酸柑橘です。だいだい(代々)と言う語呂と実が熟しても木から落ちにくいことが理由だそうです。だいだいは裏庭に植えています。

 さて、今年は十二支のトップのねずみ年です。ネズミの絵本と言えば「ぐりとぐら」が有名でしょう。ぐりとぐらは6冊のシリーズ合わせて日本で一番読まれている絵本と言われています。1963年(58年前)児童文学者中川季枝子さんの文に妹の大村百合子さんが絵を描きました。中川さんは保育士をしながら作家になったそうで、大村さんは上野動物園に通ってねずみのスケッチをしたのをもとにぐりとぐらを創作したそうです。かつてお二人のエピソードを編集者に聞いたことがあります。本園の教材室には、「ぐりとぐらのおきゃくさま」の初版(300円)がありました。このシリーズだけでも卒園児約5000名以上が見ていることになります。

 1月は、8日の始業式で大池ばやしの皆様に獅子舞いをしていただきます。そして新春持ちつき大会をして、お正月遊びなどをします。2月の作品展に向け、個人作品や共同作品を作りながら、子どもたちの創作意欲をためていきたいと思います。 今年も職員一同どうぞよろしくお願いいたします。