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七夕集会でのこと

 今年は連日雨続きで、子どもたちは夏の楽しみの大きいプールに4回しか入っていないまま一学期が終わってしまいました。外遊びが出来ないですが、体育館では交代して体育サーキットを毎日のようにして、鉄棒やマット、年長はとび箱にも大分慣れてきました。

 さて、七夕集会ですが、三部に分け、どの会も同じように進めていきました。体育館にはキッズクラブの子どもたちが作った大きな笹飾りを飾り、♪七夕さまの歌を全員で歌って始めました。先生によるパネルシアターの「七夕ものがたり」を見た後、園長から蚕の繭の糸は絹糸といって、織姫の機織りの糸になることを話しました。

 最後は年長組のピアニカの演奏です。今年は年間目標の一つに自立心を育てることに力を入れています。年長組が主体的に自分たちでピアニカを演奏する。年中や年少、満3歳、乳児に見てもらうためにどうしたらよいか、演奏だけでなくマナーを含めて、先生方は子どもたちに問いかけてきました。

 その結果教室を出るところからピアニカを自分でもち、自分たちの出番まで約15分静かに待ち、司会の合図で静かに舞台に上がり、最後の子が位置につくと、担任のピアノの合図で始まりました。

「だいすきなパン」「ドレミファソ」の2曲は、ド~ソの指だけで演奏できる曲でほとんどの子が自信をもって演奏しました。そのあとはピアニカを静かに床に置き、「ホルディリアクック」を気持ちの良い声で歌いました。全員が大きな口をあけ、楽しんで歌っていました。見ていた年下の子どもたちはその姿に圧倒され、自然に大きな拍手がわきました。階段を下りて、体育館を出る姿はまぶしいくらい堂々としていました。そんな年長組の姿を見て、年下の子が憧れの気持ちを持つ素晴らしい七夕集会で一学期が終わりました。