月別アーカイブ: 2015年11月

命を守る

 10月28日(水) 年に1回の風の子こども園と合同で総合防災訓練を行いました。本園では教育・保育目標の3つの柱の1つに「健康な体をつくり、命を大切にできる子に育てる」を掲げています。日頃の教育活動の中には、ウサギやニワトリなどの動物の世話をしたりふれたり、植物の飼育などを通して、命の大切さを感じるようにしています。そして「災害から自分の命を守る」ために4月より毎月いろいろな災害を想定して防災訓練を計画的に実施しています。

 4月…園舎内火災、5月…教室にいる時の地震、6月…防犯訓練・不審者侵入対応(南警察協力)、7月…園庭にいる時の近隣火災、9月…地震・園児引き渡し訓練、10月…総合防災訓練(南消防協力)、11月…園舎内火災(4月と出火場所を変える)、12月…園庭にいる時の地震、1月…自由遊び中火災・園庭の外に避難、2月…地震・火災総合訓練

 今回の総合防災訓練には南消防署六ッ川出張所の草薙所長さんが早くから訓練の様子をご指導に来てくださいました。放送で大地震発生予知を知らせ、10時10分いよいよ中程度の地震発生を想定した発生災害対応訓練です。防災ずきんをかぶって机の下にもぐり、その後園庭に避難しました。10時15分各担任より園児人数報告、風の子園児数報告、職員数報告、参加保護者の人数確認、一階二階に分けての残留の子がいないかなどの確認を園長に報告し、その日は園長より所長さんに報告しました。その後は園庭で毛布を使っての急造担架作りや頭・膝・腕の三角巾手当を先生がして、水消火器による消火訓練を行い、保護者にも参加していただきました。

 最後に所長さんよりお話をしていただき、子どもたちには「地震が起きた時、机の下にもぐって机の脚をみんな持っていたことが偉かった」と褒めていただきました。そして幼稚園には、防災意識の非常に高い幼稚園であること、実施計画がしっかりしていて、速やかに分担をし、園児の安全確保を図っていたこと、職員の応急処置の技術等、幼稚園の中でも1番と言っていいくらい素晴らしいと言ってくださいました。最後に子どもたちからの質問にも所長さんは的確に答えてくれました。「消防士さんが寝ているとき火事になったらどうするのですか」「どんな訓練をしていますか」

 今回、消防自動車は戸塚方面の火事の消火活動を行っているとのことで来られないと言われていましたが、終了後かけつけてくださり、消防自動車の見学もできました。本園には、地域で消防団員として活躍している小野先生をはじめ、職員が一丸となって防災意識を高めています。これからもよりいっそう安心、安全な施設になるよう努力してまいります。