月別アーカイブ: 2014年11月

実りの秋

 先日すくすくシアターで年長組が運動会のビデオを見ました。子どもたちは自分たちの頑張りに新たな感動をしていました。アンケートは多数寄せられ、そのほとんどが園児席にテントがあったこと、ビデオ席を広くとったことを書いてくださいました。テントを5張も張れたのは、早朝の準備に来てくださったお父様方のおかげです。本当にありがたかったです。お寄せいただいたご意見は来年に生かしてまいりたいと思います。ありがとうございました。
 今年は園庭の果実がよく実りました。裏庭に植えた柿を子どもたちが5個ずつ、また農園の柿を1個ずつ持ち帰ることができました。丸い形をした柿は私の実家(理事長の家)に私が生まれる前からあった柿の木のものです。黒いゴマがいっぱいある私の一番好きな柿です。その柿の種を20年以上前に蒔き、芽が出た一つが大きく育ったものです。種からの栽培は難しいそうですが、子どもたちに食べさせたいとの願いが通じたのかよく育ってくれました。
 他には夏みかんの木、5月に持ち帰ったのですが、子どもたちはすっぱかったと言っていました。売っているものは改良して甘夏が多いですが、さっぱりとした自然の味です。栗の木は3年前に植えまだ小さいですが今年はよく実り、子どもたちは観察して絵を描いたりしていました。他には梅、洋ナシ、どんぐり、みかん、リンゴ、サクランボ、ブルーベリー、桑などがあります。果実の木は春にはきれいな花を見せ、秋に実らせ、冬には葉を落とし、子どもたちにわかりやすく四季を感じさせてくれます。
 そして秋は、春に入園進級した子どもたちが園生活に慣れ、大きく成長する時です。運動会で頑張った自信からか、友だち関係も広がり、子どもたちの笑顔があふれています。
 のびのびと園庭で遊んでいる子どもたちを見ていると、「実りの秋」とは、輝いている子どもたちのことと思えてきます。11月15日の七・五・三は、子どもたちの成長を祝う日、保護者の皆様とともに喜び、これからの健やかな成長を願いたいと思います。