事務長の日記」カテゴリーアーカイブ

宝物さがし

ゆずの実保育園では、お昼寝のあとに先生が絵本を読みます。園にはたくさんの絵本があるので、ときに桃太郎だったり、マッチ売りの少女だったり、裸の王様だったり。長いお話もあれば、短いお話もあります。こどもたちは、先生のお話に目を輝かせながら耳を傾け、終わったあとはそれぞれに感想を言い合います。

ゆずの実保育園は、運営会社が創立50周年の認定こども園ということもあるのですが、奇をてらわないスタンダードな保育を行っています。子どもたちにYou Tubeを見せることもないし、TikTokではやっているダンスを踊ったりもしません。朝はみんなで童謡を歌い、英会話やリトミックなどのプログラムをこなし、散歩に行き、お昼寝をし、季節の行事の準備をしたりしながら、規則正しい生活のリズムを身に付けます。わたしたちは、そのリズムこそが子どもたちにとっての一生の宝ものになると信じています。

ことしもよろしく

ゆずの実保育園の1月は、お正月のイベントが目白押し。昨日は地元の獅子が幼稚園のアリーナにやってきて、楽しい獅子舞を見せてくれました。頭をかじられたら賢くなる?だったら子どものときにもっとしっかりかじってもらっておけばよかったです。

そして今日は、朝からおもちつき。といっても諸般の事情により、去年からおもちつきは「ごっこ」になりました。ごっこではありますが、当日はかまど・窯・せいろを用意し、釜からは湯気が立ち上ったりと演出はばっちりで、まるで本物のお餅のよう。ひとりずつ杵を担いで、よいしょ!の掛け声も勇ましくしっかりお餅をつきました。日本の昔からの季節の行事をどれも大切にするのが山王台幼稚園のポリシーなのです。みなさま、ことしもよろしくお願いします。

獅子大暴れの図。

獅子の中からおじいさんが出てきて子どもたち呆然の図。

みんなで順番にお餅をつきました。実際に食べられないのは残念だけど、仕方ありませんね。

そして最後に書き初めの図。みんなで干支の「たつ」を書いて、園の玄関に飾りました。

ゆずの実さんの朝

ゆずの実さんは、保育室でもお散歩中でもお着替え中でも給食の時間でもいつもたくさんお話をしています。ゆずの実保育園は1歳児と2歳児のための保育園なのですが、いつも誰かがいっしょうけんめいお話をしていて、とてもにぎやか。うちの子は1歳や2歳の頃こんなに話せたかな、と思うことがあります。でもすぐにわかるんですが、それは保育の時間はもちろん、お散歩の間もお着替えの間も先生がずっと話しかけてるからなんですよね。例えばお散歩の間も、花の名まえや風の感触、通り過ぎるバスや高架を走る電車のこととか。子どもにとって「つまらないこと」や「どうでもいいこと」なんかはひとつもなくて、知りたいことや話したいことがいっぱいで小さな腕に抱えきれないくらい。今日もまたゆずの実保育園のにぎやかな一日が始まります。