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発表会うらばなし

園庭の木々が秋から冬へと移り変わっています。サクラは紅、おれんじに変わり、落ち葉を子どもたちが拾ってままごとに使ったりしています。黄色のイチョウの葉はほとんど落ちました。フジの葉が黄緑色に日の光があたると輝いて見えます。春のみずみずしさもよいですが、晩秋の園庭も風情があります。裏庭には真っ赤に染まったブルーベリーの葉が生え、蚕のえさのクワの葉は黄色に染まっています。

さて、もうすぐ発表会です。今週に入り毎日リハーサルをしています。子どもたちにとっては一部、二部、三部すべてを見る子どもの発表会です。今年は満3歳おれんじ組12名が第一部で遊戯と合奏・合唱をします。精一杯踊っている姿はすごくかわいいです。

遊戯、劇の内容は10月中に各クラスが重ならないように担任で調整し、衣装はデザインを見せあい11月に入ってから同じ部内で調整します。

本園の発表会の衣装は、保護者の方に衣類のご協力をいただきますが、ほとんどは先生方の手作りです。和風の劇では、かすりの着物が登場します。初代のお茶の先生が40年前衣装として縫ってくれました。20年程前から不織布という布と紙の中間のような素材ができてから、糸を使わないでボンドで貼ればベストやスカート、マントなどが比較的簡単に作れるようになりました。またゴミ袋が教材用として、いろいろな色が発売され、先生の工夫でかわいい衣装や小道具に使われています。とはいえ、制作期間は約2週間、その間に劇の大道具・小道具も作り、幕に貼るものも描きます。担任一人では大変です。副担任の先生も裁縫が得意な方はアイディアを出して制作をします。また担任の作った見本にあわせ、衣装作りを手伝います。大道具では内田さんの力を借りたり、遊戯のCDは先生の注文により長さなどの編集を磯部さんがしたりします。

遊戯の振り付けや劇のシナリオは担任の先生が考え、練習をしながら子どもたちと作り上げていきます。教室での練習から始まり、舞台での練習(自分の位置を覚えます)、最後に衣装を着ての練習になりますと、すごくやる気になってきます。舞台練習では、主任やフリーの先生がサポートします。そして他のクラスの練習を見て刺激され、特に年少は年中に、年中は年長に憧れを持って見るようになります。声が大きくなり、手足も大きく表現するようになります。

当日は子どもたちには自信を持って楽しんで表現してもらいたいと思います。頑張った子どもたちに大きな拍手をお願いいたします。満3歳組や年少組は、大勢のお客さんの前で舞台に立っただけでも頑張っているのです。そして良かった事を具体的にお子さんをほめてあげてください。12月は2回目の個人面談があります。発表会の感想などもお聞かせください。