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暑中お見舞い申し上げます

 連日の猛暑の中、園庭にはヒマワリの花がよく咲いています。一学期が終わりますが、各ご家庭でも水分をとり、休息をして熱中症に気を付けてください。

 さて、「やぎさんゆうびん」という歌を知っていますか?「♪しろやぎさんからお手紙ついた くろやぎさんたら読まずに食べた しかたがないのでお手紙かいた さっきの手紙のご用事なあに」です。最近は暑中見舞いのはがきが売れなくなってきたそうです。携帯電話がない頃は風習として、暑中見舞いと年賀状のはがきは出している家庭が多かったと思います。

 世の中の進化が早く、スマートフォンの時代になるとメールやラインで声を出さなくて意志が通じるようになりました。それと同時に手紙を書く習慣がなくなってきたように思えます。

 人は生まれると、まわりで話している言葉を耳にして、言葉を覚えていきます。言語を覚えることによって意思が通じるようになり、考えることができるようになります。そして字を知ることにより文字で意思を通じあえるようになります。本園では、年長になると自分の名前を書くようになり、手作りのひらがなカードで文字を書いて覚えていきます。そして1月になると郵便ごっこをして、園内ではがきのやりとりをします。字を覚えると便利なことを知っていきます。

 園での文字指導はみんなで書くことによって、字に関心を持つことを目的としています。年少では絵本を読んでもらい、年中では次第に絵本を読めるようになってきます。年長になったら先生や友だちと心を通わせる中で、自分の思いや気持ちを、書きたくなるようにしてやりたいと思います。

 夏休みに入ったら担任よりはがきを出します。ぜひ返事を出してください。満3、年少、年中は絵でよいです。子どもの気持ちを書きそえてやってもいいと思います。年長は字の書ける子は書いてみてください。名前だけでもいいです。そうやって字に関心を持つきっかけにしてやってください。そして敬老の日の手紙や年賀状につなげていきたいと思います。 長い夏休みになります。事故や病気に気をつけて、家族のふれあいの中で楽しい夏休みをお過ごしください。