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自信を持てる子に育てる

今年の園庭は秋を感じることがあまりできません。9月に大きな台風があり、高台のためか塩分の入った雨をまともにうけてしまい、サクラやイチョウの葉が縮れてしまいました。イチョウの黄色の葉が見られないのはさみしいですが、暖かいせいか、冬に咲く日本水仙が体育館横の南側でもう咲いています。

さて、先日、南区幼保小交流事業の子育て講演会が大岡小学校でありました。講師は横浜市教育委員会特別支援教育相談課の原みゆき先生です。「キャッチ・ザ・ハート ~子どもの心に寄り添う~」とのテーマの下、特別支援児の話ではなく、親として、教師としてどのように子どもの心をつかみ、寄りそったらよいのかわかりやすくお話されました。

• 子どもに寄り添うとは:大人は大人の価値観で子どもに言ってしまいがちなので、どうしてそうしたのか、子どもの態度や表情から「子どもの心を理解しようとする」「わかろうとする」その姿勢や向き合い方が大切です。子どもが「わかってもらえているという安心感」をもつと自信がつき、「わかってもらえないという不安と孤立」をもつと自信喪失になります。

• 自己肯定感の良い循環とは:「その子らしさ」を認めて「ありのまま」を受け入れて、「自分ってこれでいいんだ」と自信をもてるようにすること。

•「ほめて伸ばす」ほめ方: あたりまえのことをほめる、ほめてほしがっているところをほめる、具体的にほめる

ほめる→認める→任せる(自信をもつにつながる) 先生のお話を聞いて、子ども自身が家や園で大切な存在であることを感じられるような言葉かけやスキンシップをすること、何かをまかせて頼んだあとは感謝の気持ちをあらわすなど、を心掛けたいと思いました。

最後になりますが、今年もまた発表会が近づいてきました。満3歳や年少さんは、舞台に立っているだけでほめてあげてください。練習では、はりきって踊っていた子が当日緊張して踊れなくなってしまうこともあります。年中さんは具体的に頑張っているところを、年長さんは友だちと協力している姿をほめてあげてください。先生の手作りの衣装を着た姿は、とてもかわいらしく年齢なりの成長を感じていただけることと思います。行事や日々のちょっとしたことをほめることにより、自信をもてる子に育てましょう。