初心を忘れず

夏休みが終わり、子どもたちが幼稚園に帰ってきました。夏休み中もキッズクラブの子どもたちは登園していますが、やはり全員が来ると、園内は活気に溢れます。

キッズクラブは現在108名(2号+横浜型)が登録しています。横浜市預かり保育の希望者は4月より少しずつ増え、一時預かりの数名とあわせると、毎日約80名の子が14時以降の利用をしています。7時30分~8時30分の朝キッズは約30名です。

夏のキッズは担任の先生が交代に入りますので、今年は平日の保育と同じように日課を決めました。学年ごとに分け、10時からの朝の会、体育あそびサーキットを体育館で行い、小プールなどの水あそび、室内での休息という午前です。毎日気温が高く熱中症を心配して外遊びを中止していましたので、思いっきり身体を動かせる冷房の効いている体育館では鉄棒、平均台などのサーキットを、子どもたちは喜んでやっていました。年長さんでは、逆上がりができる子が増え、毎日する成果を少しずつですが実感しました。

「子どもたちに体力をつけたい、転んでも手をつき、自分で怪我をさける子にしたい、前の子とぶつからない距離感を身につけさせたい」などの目標の中で、二学期からは毎日の日課の中に組み込んで行けるように工夫していきたいと思っています。

9月28日は創立記念日です。本園の45年変わらないところは茶道教育と農園でのいもほりです。その当時の子どもたちは、幼稚園が終わったあとは家庭で過ごし、家の周りには公園や野原、空き地などで遊んでいました。また各家庭には畳の部屋があり、家でも正座する機会がありました。ここ数年前より、子どもたちの環境が変わってきました。本園でも約1/3の子が園で長い時間過ごすようになりました。

開園当初の初心を忘れず、「たくましい心と体」の建学の精神を今の子にあわせた形で体力づくりを行い、茶道教育を基本にした日本人の礼儀作法「自分から挨拶する・返事をする・姿勢を正す」を朝の会に取り入れていきたいと思います。幼乳児期に身につけたことは人生の基盤になります。卒園してから自分に自信を持って幸せに生きてほしいという願いは、開園当初から変わりません。

二学期も職員一同どうぞよろしくお願いいたします。