アジサイが美しい季節になりました。門の横には早咲きのコスモスが咲き、道行く人がびっくりしています。気温が上がってきました。暑さにむかい衣服の調節をして、水分をとり、熱中症にならないように気をつけていきます。
さて、6月4日は虫歯予防デーです。園では、5月24日に園歯科医の大藤先生にまだ歯の生えない0歳児から永久歯の生えはじめた5歳児まで約300名の子が検診していただきました。通常の歯の発達は乳児が1歳頃より生えはじめ、6歳になると乳歯の下より永久歯が生えてきて、乳歯が抜けおち、永久歯が12歳位には生えそろうようです。しかし全ての人がそうなるのではなく、治療に来た人の中には、65歳過ぎまで乳歯があった人がいたそうです。下から生えてくるべき永久歯がなかったので、乳歯は抜けないで維持していたことになります。歯医者さんは、乳歯にむかって「よく頑張っているな」とほめた?そうです。歯のことだけではありません。人の成長はいろいろです。幼稚園の頃は背の順一番前の子が中学生になったら後ろの方になった子が何人もいます。
5月22日に孵化した蚕を各組10頭ずつ飼いはじめました。この蚕は山下公園の近くにあるシルク博物館が学校用教材として孵化したものを横浜市幼稚園協会を通して希望する園にいただいているものです。蚕は桑の葉しか食べませんので、約40年以上も前から裏庭に桑の木を植えて育てています。約30日間5回脱皮して3mm位から8cm位まで成長する様子を子どもたちは見ます。この蚕も桑の葉をよく食べすくすく育つ子と食が細いのかあまり成長がおもわしくない子もいます。しかし皆最後は繭を作ります。
6月4日にじゃがいも掘りを予定しています。一つの茎に10個位のいもがついていますが、同じ種いもから生まれたのに大小様々な大きさです。最近気になるのが、水耕栽培(工場で作る野菜)のレタスや小松菜に土がついていなく大きさがほぼみんな同じということです。調理する方はとても楽ですが、太陽にあたった野菜が懐かしくなります。
自然に生きているものは、みんなそれぞれ違います。そう思って目の前の子どもたちを見ていると、みんなそれぞれの個性を持っています。未来のある子どもたちはいつ飛躍するかわからないのです。個性を生かして幸せな人生を歩んでほしい、そのためには大人が兄弟や他の子と比べないでその子の良いところを認めほめて、自分に自信を持てる子に育てることだと思います。
金子みすずさん(詩人)の言葉を借りると、「みんなちがってみんないい」私の好きな言葉です。
土曜参観日はお子様の園生活をごらんいただき、また親子ふれあいタイムを楽しみにしていただきたいと思います。