園庭から感じる四季

10月は例年になく雨天の日が多く、気温が暑くなったり寒くなったりと変化が激しい中、気候の良い日は乳児棟の屋上やかけっこテラスでお弁当を食べています。年中年長組の遠足は、雨天になり、金沢動物園から油壺マリンパークに行き先を変更しました。動物の見学から魚の見学に変わりましたが、イルカやアシカのショーを見たりして、子どもたちは楽しんでいました。
さて、日本には四季があり、春夏秋冬にはそれぞれ季節にあった花が咲きます。花屋さんには、一年中温室育ちの花が常に咲いていますが、幼稚園の教育の中では子どもたちに季節を感じる感性を育て、草花や木々の変化から日本の風情を感じ、収穫物からは感謝の気持ちを育てていきたいと思い、いろいろな植物を植えています。
園庭から感じる四季を紹介します。

花壇、裏庭 野菜、果物 農園
菜の花、タンポポ、チューリップ、ラッパスイセン、パンジー、桜、アジサイ、藤 5月野菜の苗植え、夏みかん、田植え(ペットボトル、ミニ田んぼ)
朝顔、ヒマワリ、ベコニア、マリーゴールド、カンナ、アイリス 収穫 ミニトマト、ナス、ピーマン、小梅、ゴーヤ、カボチャ、ブルーベリー じゃがいも掘り(6月)、さつまいも苗植え(6月)
コスモス、ススキ、菊、小菊、モミジ・イチョウの紅葉 稲刈り(10月)、柿、リンゴ さつまいも掘り(11月)
日本水仙、梅、桃、鉢(ポインセチア、シクラメン) ミカン類 じゃがいも種植え(2月)

この他、野草があります。春のみずみずしさを、夏のたくましさを、秋の枯れた様子、冬の種から落ちて次に備える様子。小さな花も近くで見るととても綺麗です。
お茶のおけいこでは、お茶室に入ると花が活けてあり、子どもたちは季節を感じています。
「菜の花が咲いたから、春がやってきたね。」「今年は暑い日が多いから、ヒマワリが早く咲いたね。」「ちょうど文化の日にあわせて菊が綺麗に咲いてるね。」「寒くても日本水仙はがんばってるね。」花を見ながらそんな会話をできる環境づくりをしていきたいと思います。