夏から秋への変化の中で

 今週に入り、急に涼しい風が吹きはじめました。園庭の自然も変化し、夏の間楽しませてくれたヒマワリ・アサガオが咲き終わって種になり、ミニ田んぼの稲の穂がふくらんできました。
 夏季保育の初日、子どもたちは登園して来るなり、玄関前に設置した新しい遊具に気づき、「あっ木の家だ。早く遊びたいな」「中に入れるよ」と釘づけになっていました。そしてペンキで塗り替え中の7人の小人を不思議そうに見ながら各教室へ行くと、中が綺麗に変わっていたのでまたびっくりしていました。
 夏休み中に毎年どこかの修理をしていますが、今年は8つの教室の大掛かりな内装工事をいたしました。天井を塗り替え、壁を張り替え、トイレの入口の壁は子どもの部屋らしいクロスを張り、全体的には明るい木のぬくもりが感じられるような部屋になりました。すべり台のついたツリーハウスの様な遊具は、屋根にふくろうがとまっているので、「ふくろうのいえ」と名付けました。小さい子が安全に遊べるための遊具ですが、どの子も楽しんでもらいたいと思います。子どもたちには「風の子さんの小さい子がきたら、譲ってあげてね」と頼みました。
 先生方は、夏休みの間4日ずつ風の子に入り、0・1・2歳児の保育を風の子の先生と一緒にしました。乳児期の育ちを保育しながら見ることによって、一人ひとりの成長の違いを感じ、このような乳児期を過ごして、幼児になることを実感したと思います。また、大学の先生に講師をお願いして、合同研修会をしました。乳児から幼児までの育ちを一貫して学ぶことにより、それぞれが担任している子どもたちをより理解することができたと思います。
 本年度から幼保連携型認定こども園として、一体化した施設になり、このような園内研修ができるのも本園の利点です。
 よい環境の中で、子どもたちを受け止め、夏から秋への自然の変化を感じながら運動会に向けて年齢に則した活動をしていきます。二学期もどうぞよろしくお願いいたします。