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野菜のはなし

 裏庭に4・5株ずつですが、4種類の野菜の苗を植えてあります。ちょうど花が咲きはじめました。5月の誕生会でその野菜のはなしをしました。花の絵を見て何の野菜か当てるクイズです。「黄色は?」「トマト(ミニトマト)」「紫は?」「ナス」「白は?」ピーマンですが難しかったようです。うす紫で中央が黄色なのはじゃがいもです。「じゃがいもは畑のじゃがいもと同じです。先生と一緒に裏庭に行って見てください。」と言いました。

 さて、じゃがいもの花と葉がほかの野菜と似ているのはなぜでしょう。それはこの4つ共「ナス科」と言ってナスの仲間だからです。じゃがいもは種いもを植えます。地面の中で種いもから伸びた茎(地下茎)の先に養分がたまったものがいもになります。トマト、ナス、ピーマンは花のあと実になります。植物は葉の形や花の形でだいたい仲間がわかります。いもはいもでもさつまいもはヒルガオ科です。アサガオを小さくしたような花が咲きます。ですからアサガオの仲間です。さつまいもはつるを切った苗を植え、その葉っぱはハートの形をしていて、苗から根がでて、根の先が膨らんだのがさつまいもです。

 ミニトマトはさんのうだい号の後ろの花壇にたくさん植えてありますので、実が赤くなったら子どもたちに食べさせたいと思っています。野鳥が食べごろになるとつっついて食べていますが、トマトやナスは食べてもピーマンだけは食べないのはなぜか不思議です。もう少しすると年長組はペットボトルで米の苗の栽培(田植え)をします。園庭の稲や野菜を見ながら食べ物に関心を持ってもらいたいと思います。

 もうすぐじゃがいも掘りです。年少組は土の中から出てくるじゃがいもを見つけ、収穫の喜びを経験します。年中・年長組は、2月に植えるところや途中の生育を見たりして収穫します。子どもたちの関心は、年齢によっても違いますが、花の違いや植え方の違いを知り、食べることでいろいろな野菜に興味をもって、野菜を食べる大切さを知って欲しいと思っています。